おしながき

米の1年

写真をクリックすると詳しい説明に飛びます、まだ2枚だけですが、、

1月上旬 ・土買い
鹿沼まで苗代用の土を買いに行きます
熱で殺菌してありph調整もされているもので、病気、蒸れ苗になりにくい土です
1月中に行かないと売り切れてしまいます
2月、3月 ・元肥入れ
1年掛けて作ったEMぼかしの堆肥をまきます
チッソ分で2〜3Kgくらいです
3月中旬〜
4月下旬
・塩水選、種籾冷やし
種籾を塩水につけて比重でよい種籾だけを選びます。更に殺菌剤に24時間つけ冷水に10日ほど漬けます。
種まきの30時間ほど前から40度のお湯の上にすのこをひき、種籾を置いて蒸らします
塩水選
3月下旬〜
5月上旬
・いよいよ種まき
我家では4〜5回に分けて2000枚前後撒きます。知り合いに助けを頼み、ちょっとしたお祭りになります
またちょっと変わったところで、我家ではここで追肥として、ロング肥料を苗箱に、300g/箱(1.5Kg/10a)ほどいれておきます
これは肥料にプラスチックのコートがしてあって、少しずつ肥料分が利いてくるようになっているものです
種まき
3月下旬〜
5月下旬
・育苗
最初の苗で35日、最後の苗で18日前後
3枚目の葉が伸びるまで育てます
苗半作と言われ期間は短いですがとても気を使うときです。
潅水ロボ
4月下旬〜
5月中旬
・代掻き
田植えの前に田の土を泥にして平坦にします
上手い人がやると鏡のように平らになります
代かき
4月下旬〜
5月中旬
・さて田植え
じつは田に植えるのと同じくらいトラックに苗を載せるのが大変です、100m近くあるハウスの奥から、100枚以上の苗を持ってきて載せるのに、大汗かいて30分は楽にかかります
もっともその苗を半日以上かけて植えるんですけど、田んぼでは機械のスピード以上のことは出来ないので、、、
我家では苗をだいたい55株/uで17枚/10a使います。
また苗を植えながらペースト肥料でチッソ分2Kgくらい元肥を入れ、合計5Kg(追肥も入れて7Kg)ほどの設計になります。
苗だし
5月上旬〜
6月上旬
・除草剤
田んぼによって生える草が違うので、除草剤も変えていきます
除草剤によって田植え直後から10日後まで、ふる時期が違うのでよく説明書を読みましょう
今年(1999年)は勘違いして田植え後3日〜8日の薬を、田植え直後にふって、薬害が出てかなりびびりました収量にも影響したと思います。
4月下旬〜
8月中旬
・水管理
我家では40数枚の田んぼが直線距離で20Kmくらいに点在しているので、一回りするだけで半日仕事になってしまいます
田んぼを1枚1まい1周回り、気のついたクロや草に手を入れていると1日かけても回りきれません
水管理は稲を見て天気を見て田んぼを見て、
1cmの上げ下げを考える気を使う作業です
落水前と稲刈り前は特に気を使います
6月下旬〜
7月中旬
・追肥
我家ではロング肥料を使っているので
それほど多くないですが気になるところにNK剤をふっています

2000年、今年から1部の田んぼで、有機の追肥(アグロペスカ)を使ってみました
振るのに倍くらい手間がかかりますが、いい感じです。来年は本格的に導入するつもりです
追肥
7月下旬〜
8月上旬
・出穂
稲の開花です
すべてのスケジュールが、これを基準に進んでいきます
このときに風が吹くとお米が黒くなり、品質が悪くなります
風が吹くとがっかりします
米の花
8月下旬〜
9月下旬
・とうとう稲刈り
待ちに待った稲刈りです、作業は簡単刈るだけ。
でもそれは稲が立っていて晴れて田んぼが固いときだけです、
つまり稲が寝ないうちに晴れ間を見つけ急いで刈れば良いわけです
1回ねた稲が立つことは絶対ないので、今、立っているからといってゆっくり刈っているひまはありません、
田んぼの固さは、天気、土質、稲の育て方にもよりますが、
落水をしっかりやって、稲刈り1週間前に水をきるくらいしか人間には出来ません
水管理もそうですが、冬場にいかに田んぼの整備をしておくか、ということです
水がしっかり出て、しっかり留まって、しっかり切れるのが、良い田んぼの条件です
稲刈り
8月下旬〜
9月下旬
・乾燥
刈った米はそのまま製品になるわけではありません、
田んぼから持ってきた籾は乾いていても20%、普通25%以上あります
それを15%〜14.5%に乾かします
昔は16%といわれたのですが最近は
保存性を高めるために水分を抑えています
皆さんは美味しくて虫のいる米と、きれいな美味しくない米と、どちらが良いのでしょう
どちらの人が多いかわかりませんが、美味しくない米が好きな人のほうが声は
大きいようです
8月下旬〜
9月下旬
・籾摺り
乾燥が終わると籾摺りです
籾から籾殻をはずして玄米にする作業です
平均すれば1日40〜50俵ですがそうもいかず
100俵たまるとちょっときついです
8月下旬〜
9月下旬
・選別、計量
籾摺りの終わった米はまず石抜き機にかけ石を抜き、選別機にかけて未熟米、つぶの小さな米を抜きます
最後に30Kg、10Kgにはかって、製品となります
我家ではだいぶ機械化が進みほとんど米を担がなくなりましたが、
ここと、販売の時は担ぐしかありません
販売の時はせいぜい10俵ですが(それでも600Kg)、100俵だと、6トン担ぐことになります
籾摺り
10月〜
3月
・田んぼの整備
冬場は来年のために甫場を整備します
壊れたり細くなったクロを直し、給水排水口を直し、田んぼを耕耘します
一冬に3回、出来れば4回耕耘します
一年中 ・販売
それこそこれをやらなければ何のために米を作るのかわかりません
我家では農協に供出していませんのですべて小売とレストラン、おすし屋さん等への卸でやっています、
一年中営業努力を続けなければなりません、
農家と営業努力、似合わない言葉ですね

また白米で販売する場合、色選別機にかけ、我家所有のコイン精米機の大型精米機できれいなお米に仕上げます